白昼夢
『私はあなたのことをずっと見ていたの。』


ストーカー?


『あの、ほんとそう言うのやめて。』


『ごめんなさい。でもあなたのことまだ好きなの。』


まだ?昔俺もこの人のことが好きだったのか?


いや、そんなことはない。


だってこの人のこと、俺は何一つ知らない。


好きになるわけがない。


好きになるはずがない。


返信してないのにメールが来た。


『ごめんなさい。本当にごめんなさい。でも私、もうすぐ行かなきゃならないの。あなたと喋りたいの。電話します』


ピリリリリリリ・・・・


「もしもし」


「・・・・ありがとう・・・・ガチャッ・・・・ピーピーピー」








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