お嬢様の秘密

*秘密2*




チチチチ――



小鳥のさえずりと窓から差し込む光が朝を告げる。




眠い……



昨日呑みすぎたかな…


でも今日はお店ないし、学校終わったらのんびりしようかな♪



そんなことを考えながらリビングへ向かった。



「おはようございます」


「あ、まゆり、今日学校終わったら時間あるかしら」

へ?


「あ、はい…」


「じゃぁ、なるべく早く車を向かわせるわ♪あなたに話があるの♪」



「なんの話しですか?」


「それは帰ってからのお楽しみよぉ〜♪」



お楽しみって……

お母様、その微笑みが不気味です…




お母様がテンション上がるときって必ず何かあるんだよねー…


面倒なことが……







そして、このときのあたしの予想が、見事に当たるのだった――


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