お嬢様の秘密


……はい!?


今…今、なんとおっしゃいました?



「お母様…?今、なんて…?」



恐る恐る聞いてみた


「健くんは、麻百合の専属執事になってもらうわ♪」




…はああぁぁあ!!!????





じ、冗談でしょ!?


だって昨日…執事はまだつけないって…


「昨日はあぁ言ったけど、お父さんが心配してね?あのあと手配したのよ」




あんの、過保護親父め〜!!


余計なことを!!


「だから、2人とも仲良くね♪健くん、麻百合をよろしくね」



「かしこまりました。奥様」


何がかしこまりましただ!!

「…あの、麻百合お嬢様、お荷物お持ちいたします」


「ふぇっ?あ、あぁ、はい…」



そう言うと執事さんはあたしの荷物を持って先に歩き出した





「麻百合お嬢様、お部屋でございます」


「あ、はぃ…ありがとう?」



あたしが部屋に入ると執事さんも入ってくる



なんかやだな…


「あの、」


「はい、なんでございましょう、麻百合お嬢様」


うっ!



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