お嬢様の秘密
何!!その回りに花が咲いたような爽やかスマイル!!
「あの、その“お嬢様”ていうの、やめていただけません?」
「は?」
目が点になる蒔田さん
あたしそんな変なこと言った?
まぁいいや
「そういうことだから、やめてくださいね」
「かしこまりました。麻百合様」
ほんとは様も嫌なんだけど……
ま、いっか
部屋の前につき、蒔田さんがドアを開けてくれた。
うわぁ、執事っぽい…
「執事ですよ」
「へ?」
「執事っぽいのではなく、麻百合様の執事です」
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