東日本大震災・宮城より
3月12日(土)
日付が変わる頃、父は自分の部屋へ引っ込み、母と2人で茶の間にてストーブとローソクの灯りの中、ラジオを聞いて時間を過ごします。
余震が来る度に、ビクビクしている母。
「毎回ビクビクしてたら、体力が持たないよ」……と言ってみましたが、こればっかりはどうしようもないみたいです。
午前1時過ぎ、再び携帯充電の為に、家を出ました。
すると、ここ数年見た事が無い、綺麗な星空が広がっていました。
全域停電しているので、回りが真っ暗な上、快晴だった為、普段は見えない等級の星まで見えました。
『ああ……不安な事ばかりかと思ったけど、少し癒されたなぁ……』
そう思って少し星空を見ていたら、流れ星が流れました。
その瞬間、迷わずに願ったのは……。
『みんな無事でいて!』
被害が大きい事は、分かっていました。
亡くなられた方が居るのも、分かっていました。
本来なら『より多くの人』と思うべきなのでしょうが、やっぱり『みんな』と願わずにはいられなかったんだと思います。
余震が来る度に、ビクビクしている母。
「毎回ビクビクしてたら、体力が持たないよ」……と言ってみましたが、こればっかりはどうしようもないみたいです。
午前1時過ぎ、再び携帯充電の為に、家を出ました。
すると、ここ数年見た事が無い、綺麗な星空が広がっていました。
全域停電しているので、回りが真っ暗な上、快晴だった為、普段は見えない等級の星まで見えました。
『ああ……不安な事ばかりかと思ったけど、少し癒されたなぁ……』
そう思って少し星空を見ていたら、流れ星が流れました。
その瞬間、迷わずに願ったのは……。
『みんな無事でいて!』
被害が大きい事は、分かっていました。
亡くなられた方が居るのも、分かっていました。
本来なら『より多くの人』と思うべきなのでしょうが、やっぱり『みんな』と願わずにはいられなかったんだと思います。