東日本大震災・宮城より
明るくなってきた午前6時頃に母が起きてきました。


姉と話した内容を伝え、朝食にしようか……と思っていたら、早朝だったのに呼び鈴がなりました。


母が出ると、隣に住んでいる伯父(母の兄)が、IHに変えた我が家では温かいご飯が食べならないだろうと心配して、おにぎりを持って来てくれたとの事でした。


実はストーブとカセット式の簡単なガスコンロで、温かい物を食べる事はできたのですが、母がそう話しながらも、せっかく持って来てくれたので、ありがたく頂きました。


その後、明るくなったので、やっと自分の部屋へ戻りました。


とりあえず自分のベッドの上に崩れている物を片付けて、寝れる状態にだけして、やっと寝慣れたベッドに横になりました。


まぁ、横になったはいいけど、余震は数分間隔と思われる位あるので、中々寝付けませんでしたが、太陽が出て暖かくなったのと疲れが出たからか、いつの間にか眠っていました。


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