東日本大震災・宮城より
１４時４６分。


三陸沖を震源とする、マグニチュード９．０の巨大地震発生。


立っていられない強い揺れで、冷蔵庫と柱の所に座り込みました。


私が座り込んだ場所は、偶然にも上から物が落ちてくる心配が無い玄関へ繋がる扉の前だったので、頭上からの落下物が無くて助かりました。


でも、目の前では観音開きの扉になっている食器棚からは次々と食器が飛び出て、ガシャーンガシャーンと音を立てて割れて行きます。


１度弱くなったような気がしたのですが、気のせいだったのか、今までに体験した事が無い長く強い揺れが続きます。


いつ終わるのか分からない……もしかしたら、このままもっと強くなり、家が全壊するのでは……そんな考えが頭に浮かびました。


私が数分前に座っていたイスには、食器がぶつかって次々と割れています。


母に呼ばれて移動していなければ、恐らくテーブルの下まで食器の破片が積もっている状況から察するに、体中に食器があたり大ケガをしていたと思います。


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