激愛パラドックス
公園でアイツと会って以来、俺が一方的に見ているだけだった下校時のユキも、一瞬だけグラウンドに目を向ける事が多くなった。
目が合うのは五分五分。
なんで、いつもアイツに目が行ってしまうんだろう……。
「今度の試合、翔は直ぐに交代するからな?」
「…は!?」
篤史の口からとんでもない言葉が聞こえた。
「なんでかというと、2年の終わりに小指を骨折して、まだ完全に治ってないから。そういうわけで試合にフル出場するわけにはいかない」
…うっわ、なんだそれ。
「ユキちゃんにカッコイイところを見せたいのはわかるけど、県大会前に皆を心配させることは出来ない。だろ?」
「つーか、お前が勝手にアイツをマネージャーとして連れてくって言い始めたんだろ!?」
なに急に真面目なこと言ってんだよ。
目が合うのは五分五分。
なんで、いつもアイツに目が行ってしまうんだろう……。
「今度の試合、翔は直ぐに交代するからな?」
「…は!?」
篤史の口からとんでもない言葉が聞こえた。
「なんでかというと、2年の終わりに小指を骨折して、まだ完全に治ってないから。そういうわけで試合にフル出場するわけにはいかない」
…うっわ、なんだそれ。
「ユキちゃんにカッコイイところを見せたいのはわかるけど、県大会前に皆を心配させることは出来ない。だろ?」
「つーか、お前が勝手にアイツをマネージャーとして連れてくって言い始めたんだろ!?」
なに急に真面目なこと言ってんだよ。