あんたなんて大嫌いっ。「1」

 「ゴメンね、今日は先約があるんだ」



 俺はそういって、その場を立ち去った。


 やっぱ、王子キャラは大変だ...心から思った。







 でも、萌は毎日来た。



 はっきり言って、俺も限界だった。







 俺は、萌からの条件を飲んだ。



 それは、半年だけ付き合うということ。


 半年が過ぎたら、もう付きまとわない。



 そういう約束だった。


 
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