10年目の恋


「お兄ちゃんには関係ないでしょ」


「………………」


無言の殺気。

言うだけいって2階の自分の部屋に行こうとした時、


「おれは…心配だったんだ」


どことなく寂しそうなお兄ちゃんの背中。


何よ…

調子狂うじゃん…。


「心配してもらわなくてもいいですっ」


「………………」


また無言っ!!




< 68 / 74 >

この作品をシェア

pagetop