【続】狼!?王子サマ☆*
それから俺の部屋で始まった勉強会。
「ここはどうすんだっけ?」
「あ?
そこは・・・。」
正直。
そこまで上手くない俺の説明を、あいつらは真面目に聞いてくれた。
凄く悩んで。
悩んで。
そんな香南の様子を見ているのがとても大好きだ。
「んじゃあたし。
お礼として、あたしが料理作るね。」
勉強用具を片づけながら香南は言った。
「やった!
久しぶりに食べるなぁ。
香南のごはん♪」
奈津樹ちゃんはそう言って二コリと笑った。