空色LOVE
直樹は耳をふさいだ。





「あ゛ーうるさいうるさい」







「ごごごごめん!酔ってた、本当ごめん」






私は顔の前で手を合わせる。








直樹はめんどくさそうに、




頭の後ろに手をやった。









「別にええよ…覚えてへんかと思ってたけど」










記憶って一部を思いだすと、




全部鮮明に蘇ってくることがある。








「まさか、襲って…ないよね?」


< 73 / 153 >

この作品をシェア

pagetop