君が僕の名を呼ぶから
「綺麗だねぇ……」




「うん。」




僕は、美しい海の生き物たちを眺めてウットリしている涼子の横顔をずっと見つめていた。






「……ねぇ、聡史くん。」





「ん?」




「私、こうやって誰かを好きになったり、好きになってもらったりして……とっても幸せなんだ。」




「……それは僕もだよ。」




僕は、ゆっくりと涼子の肩を抱いた。




「こんな私を大切に想ってくれて、ありがとう。」





僕は、一生この笑顔を忘れないだろうと思った。





そして、この人を一生愛していこうと心に誓った。






「……キス、しようか?」




僕は、涼子に優しく同意を求める。




「……うん。」



僕たちは、美しいイルカの前で、とても優しいキスをした。
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