君が僕の名を呼ぶから


「僕は、真希と一緒にいるよ。だから、しばらくは大学には戻らない。」




「分かってる。」




「真希がいなくなる運命だったとしても、僕は真希が好きだから。もう真希と離れるのは嫌なんだ。」




「……うん。」




「だから……聡史になかなか会えなくなるけど、僕といつまでも親友でいてね。」




僕は、少し涙ぐみながらそう言った。


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