キミはボクのモノ
「未那、これはどこに置けば‥」
「あ、それはね‥」
雪くんはクローゼットや机などの重いものを次々と部屋に移動させてくれる。
「なにこれ?」
遥斗はあたしの持ってきた小物などを品定めしている。
「遥斗、真面目にやれ」
「やってるよ」
どこが!
と言いたいところだが手伝ってもらってる身で言えるわけがない。
「ねえ、未那」
「なに?」
「結構大人なのつけるんだね」
「へ?」
あたしと雪くんは同時に遥斗の方を振り返る。
プラーンと遥斗の手からぶら下がっているのは黒のあたしのした‥ぎ。
「き、きゃああああ!」
バッと遥斗から下着を奪う。