キミはボクのモノ
あたしと目があった原田くんはみるみるうちに顔を真っ赤にする。
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥プシュー」
しばらく見つめ合うと原田くんから湯気が上がり原田くんは気絶してしまった。
「まあ、こんなもんだろ」
「記録、2分30秒」
「‥まあ、こんなもんだろ」
「次、未那ちゃん、亮のこと名前で呼んでみようか」
「名前で?」
「ま、待て!ちょ、言うな!」
耳を押さえようとする原田くんの手を光紀くんが掴んだ。
「‥‥‥‥亮?」
「‥‥‥プシュー」
またもや原田くんは顔を真っ赤にして気絶した。