続 初めての恋 ~大切なあなたへ~
[大丈夫…泣いてませんよ。
今日は、友達と久々に盛り上がって下さいね。時間があったら、電話待っています]


[了解!]


透のメールを見て、ホッとして、シャワーを浴びに行った。


携帯が光ってるのに気がつき、透から着信があった事がわかったので、すぐ電話をしたけど、留守電になっていた…


次の日の朝、飲み疲れていたら悪いと思い、昼休みまで連絡はしなかった。昼休み電話をしてみる事にした。


留守電…透の声が聞きたいのに、聞く事ができない。


[昨日は楽しかったかな?透の声が聞きたいです。
暇できたら、電話下さいね]


帰る時間になって、携帯を確認したが、メールはなかった。


家に着いて、電話してみたが、留守電のまま…
~透、麗です。メールも電話もないので、少し心配しています。また後でかけますが、時間があったら電話下さいね~


留守電にメッセージを残した。


2時間ほどして、また電話をかけてみると、透とは違う声の人が、電話口に出た。


「もしもし、透の…」

「すみません、私透さんの会社の同僚ですが、透さんの恋人の麗さんですよね」


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