続 初めての恋 ~大切なあなたへ~
進学を希望しなかったのも、麗の中には、友人達と交流したり、恋人と連絡して楽しく学生生活を…というのが面倒だった。


それならば、早く就職して働いたら余計な事を考えないで、生活するための相手探しをして、幸せな家庭を築けば、忘れられない事も思い出さなくなる。と思っていた。


麗は事務職を希望してデパート関係の仕事についたが、見た目が客受けしそう。などの理由から、売り場と事務職と両方を任される事になった。


就職して1年と少し。すっかり仕事にも慣れ、麗も社会人として、大人の女性としても、成長していた。


仕事場でも、麗を彼女にと狙ってる男性は何人かいた。


麗も昔の恋が、思い出になり、素敵な恋してみようかな。と思っていた。


麗の気持ちに変化がおきてきていたはず。


そう


あの日透に再会する前までは…


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