続 初めての恋
~大切なあなたへ~
「今日はどこに泊まってるの?」
「街中のホテルだよ」
「明日も仕事あるんだよね…私は…休みなんだけど」
「明日は午前中に仕事片付くけど…麗を誘っていいのかな?」
「誘ってくれるの…」
「もちろん俺は、嬉しいけど、麗用事とか…彼氏とデートとかじゃ…」
「彼氏なんていないよ…」
「麗、今恋してないのか?」
麗は答えなかった。ずっと忘れられない人がいます。なんて…言えない…言ってまた苦しくなるのがわかっているから…
家の近くまで来て、透は車を止めた。
「明日、1時に迎えに来るよ。ここでいいかい?」
「うん。待ってるね」
「じゃあ明日」
車から降りた麗を透は見送った。
麗はこの再会が夢ではないかと疑った。でもさっきまで、透は自分の隣で微笑んでいた。
宝箱のフタをあけると、あのストラップが光っていた。麗の大切な宝物…透とオソロイのストラップ。
急にあの頃の事を思い出して…そして今日ふたたび再会できた喜びとで、胸がいっぱいになっていた。明日また会える…
「街中のホテルだよ」
「明日も仕事あるんだよね…私は…休みなんだけど」
「明日は午前中に仕事片付くけど…麗を誘っていいのかな?」
「誘ってくれるの…」
「もちろん俺は、嬉しいけど、麗用事とか…彼氏とデートとかじゃ…」
「彼氏なんていないよ…」
「麗、今恋してないのか?」
麗は答えなかった。ずっと忘れられない人がいます。なんて…言えない…言ってまた苦しくなるのがわかっているから…
家の近くまで来て、透は車を止めた。
「明日、1時に迎えに来るよ。ここでいいかい?」
「うん。待ってるね」
「じゃあ明日」
車から降りた麗を透は見送った。
麗はこの再会が夢ではないかと疑った。でもさっきまで、透は自分の隣で微笑んでいた。
宝箱のフタをあけると、あのストラップが光っていた。麗の大切な宝物…透とオソロイのストラップ。
急にあの頃の事を思い出して…そして今日ふたたび再会できた喜びとで、胸がいっぱいになっていた。明日また会える…