極上お姫様生活【完】

「なっ…!?」


顔は見えないけど、八木原君は多分驚いてる。




「ち、違います…っ、あたし怖くて…」



言い訳になっても構わない。


ちゃんと…伝えなきゃ。





「八木原君が助けに来てくれて…あたし、本当に嬉しかったです…っ」


ぎゅっと目を瞑り、腕に力を込める。



暫しの沈黙が流れ、あたしは腕を放す。


…やっぱり、怒ってるのかな。


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