極上お姫様生活【完】


「いいのよ、そんな硬くならないで!私のことは翼でいいからね」





先生を呼び捨てにするのは流石によくないと…。




戸惑いの笑みを浮かべると、先生は仕方ないという風に笑った。



「じゃあ翼ちゃん!これ以外で呼んでも返事しないから」




なんという強引さ。


でも、そんな先生…翼ちゃんのサバサバとしていて優しい笑顔は、あたしの心を温かくした。




友達…ではないけど、良き理解者になってもらえるような気がした。



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