極上お姫様生活【完】
「え、あ…ごめんなさいっ」
やば…お客様の注文、全然聞いてなかった。
「ちゃんと仕事しなきゃ駄目だよー?」
からかうように笑われムッとするが、今は仕方ない。
「もっ、申し訳ございません」
ペコッと頭を深く下げ、謝罪の意を示す。
あんまりことを大きくしたくないんだけどな…。
「俺、そこまで器小さくないし。もちろん許してあげる♪その代わり………」
言葉の続きを聞こうと頭を上げると、ニヤニヤ笑っているお客様が視界に映る。