極上お姫様生活【完】
「いえ、それは…あの」
「あれほど俺の傍にいろと言ったのに…」
八木原君の後ろで、メラメラと炎が燃え盛っている。
…相当、怒ってらっしゃる。
「勝手に抜け出そうとしたことは…申し訳ないです」
約束破っちゃったんだから、ちゃんと謝らなきゃ。
「…蒼空は全然自覚が足りない。もう少し分からせた方がいいみたいだな」
「え、」
「今だって懲りずにそんなエロい格好して…お前はどれだけ男たちを惑わせる気だ」
言ってる意味が分からないので、華麗にスルーしてもよろしいでしょうか?
「俺が調教してや―――」
「蒼空ちゃあああん!!」