極上お姫様生活【完】
「浅村、何を固まっているんだ?」
「へっ?あ、いえ…」
橘君、中村君、八木原君、櫻田君……イケメンさんたちが顔を揃えてあたしの前に立っている。
「話があるんだ、上がっていいか?」
「あっ、どうぞ!」
扉の前から離れて、みんなを部屋に招く。
一体何の話だろ…。
「適当に寛いで下さい、お茶入れてきますね」
「おー悪いな」
冷蔵庫から冷えた緑茶を取り出し、グラスに注ぐ。
一人用の部屋なのに、こんなに食器が多いのもおかしな話だけど。
「話ってなんでしょうか?」
入れたお茶を配りながら、何故か楽しそうにしているみんなに聞く。