極上お姫様生活【完】


「あたし、…櫻田君と仲良くなりたいです」


隠しても仕方がないと思い、正直に話した。



同じクラスだし…悪い人じゃなさそうだから。

櫻田君のことをもっと知りたかった。



「俺と、仲良く?」




「はい。…駄目、ですか?」

チラッと上を見上げると、櫻田君と目が合った。



抱き締めている腕の力が強まった気がした。



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