血
私は私の中に流れているこの血を生まれて初めて憎んだ。
すごく憎んだ。自分の血を、全部抜いて輸血したいくらい憎んだ。
そして、自分自身を殺したいほど憎んだ。
そして、あきらめた。
私たちは、出会うべき人間じゃなかった。
でも修斗君と一緒にいられてうれしかった。
修斗君と愛しあえない世界なんて生きていても何の意味もない。
すごく憎んだ。自分の血を、全部抜いて輸血したいくらい憎んだ。
そして、自分自身を殺したいほど憎んだ。
そして、あきらめた。
私たちは、出会うべき人間じゃなかった。
でも修斗君と一緒にいられてうれしかった。
修斗君と愛しあえない世界なんて生きていても何の意味もない。