ある日、私はこの気持ちを彼にぶつけることにした。


放課後、彼を中庭に呼び出した。


「どうしたの?」


「あの、私、新山くんのことが・・・す・・す・・すきなの。」


彼は一瞬驚いた顔をしたが、


「お、俺もお前のこと・・好きだったんだ。」


新山くんも私のことが好きだったなんて。


うれしすぎる。


うれしすぎて泣けてきた。


「おい、どうした?なんで泣いてんの?え?ちょ・・」


「ちがうの・・・うれしくて・・・」


「うれしいの?」


「うん」






私はこの時気づいてなかった。


この人は、好きになっちゃ駄目な人なんだって。


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