偽りの温もり
あれは私が
高校2年のとき。

「ねぇ、あや。誰か男、
紹介してくれない?」

「またぁ!?
これで何回目よ…」

友達のあやと
電話で話していた。

『リオ、
いい加減にしときな。』

男にちやほやされるのが
好きな私は
いつもあやに
紹介してもらっていた。

「やだよ。楽しいもん。」

私は彼氏が
欲しいんじゃない。

温もりが欲しいだけ…



偽りでもいいから…
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