偽りの温もり
「あと5時間…」

「…え?」

私は
タカシの目を見た。

「今日だけ
恋人にして?」

自分が
傷つくだけなのに。

素直になれば
良かったのに。

-タカちゃんの
彼女にして下さい-って
そう、素直に
言えたら
良かったのに。

もう、遅い。

「リオが
傷つくんだよ?」

こーゆう時も
私の心配をする、
そんな人だから
好きに
なっちゃったのかな。

もう、戻れない。



私は

タカシが好きだ。



後戻りなんて
きっと出来ない。
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