偽りの温もり
「私は…
タカちゃんの
そばにいれたら
それでいい」

これが本音。
どんな形でも
そばにいたかった。

「…いいよ」

私たちは
カフェを後にした。

そして
ファミレスに寄って
夕食を済ませ、
タカちゃん家へ。

「おじゃまします…」

意外と
きれいにしてある。
これが
独り暮らしの家…。

「お風呂、溜めてくる」

「あ、うん」

私はテレビをつける。
最近、夢中になってた、
ドラマがあっていた。

「…」

ドラマに集中してて
タカちゃんが
戻ってきたことに
気が付かなかった。
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