偽りの温もり
どうして
年下の女、
しかも
女子高生に
惚れてしまったんだろう。

本当に
不思議で仕方ない。

「…」

一人で考えていると
携帯のバイブが
密かに鳴っていた。

「公衆電話…」

きっと、リオだ。

「はい」

『タカシ?
リオだけど』

「取りにおいで。
今日は家にいるから」

そのあと、リオは
うん、と返事をして
電話を切った。

リオが来たのは
それから10分後。

-ピンポーン…-

インターホンが鳴る。

俺はリオを
中に入れた。

-カチャンッ…-

そして鍵を閉める。

-タカシside-終
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