偽りの温もり
先生に呼ばれた私は
職員室に入る。

「なんですか?」

「A判定!」

「…は…嘘!?」

目指していた学校に
推薦でいけるかもしれない。

そう思うと嬉しくて
先生と跳びはねた。

「リオが
努力したからだよ」

来年の4月から
また学校に行く。

卒業の3月まで
あと半年。

沢山、経験したい事がある。

悔いのない
高校生活を送ろう。

そう心に決めて
学校を出た。
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