偽りの温もり
「…え?うそ」
「会ったって言っても
俺が見かけただけで」
雅也の話を聞いたところ
駅で見かけたとのこと。
ホームで待ってる時に
老人に席を譲ってたとこを
みたいだった。
私は覚えてないけど。
「こんな世の中じゃ
電車の中しか
席譲らないけど
そこまでしてるリオを見て
周りを見てるんだなって
まぁ…ありきたりな話」
本当にありきたり。
だから、逆に驚いた。
「そーだったんだ」
「うん…」
ぶっちゃけ
雅也とは話が続かない。
「今、彼女は?」
「彼女いたら
ここにはいないでしょw」
「あ、そっか」
「リオは?
ヒデが好き?」
「!!」
そんなに
バレやすいの?
「なんで
そう思ったの?」
私はふと、
二人に目をやる。
すると、雅也は
フッと笑って
耳元でこう言った。
-リオのこと
見てるから-
って。
「会ったって言っても
俺が見かけただけで」
雅也の話を聞いたところ
駅で見かけたとのこと。
ホームで待ってる時に
老人に席を譲ってたとこを
みたいだった。
私は覚えてないけど。
「こんな世の中じゃ
電車の中しか
席譲らないけど
そこまでしてるリオを見て
周りを見てるんだなって
まぁ…ありきたりな話」
本当にありきたり。
だから、逆に驚いた。
「そーだったんだ」
「うん…」
ぶっちゃけ
雅也とは話が続かない。
「今、彼女は?」
「彼女いたら
ここにはいないでしょw」
「あ、そっか」
「リオは?
ヒデが好き?」
「!!」
そんなに
バレやすいの?
「なんで
そう思ったの?」
私はふと、
二人に目をやる。
すると、雅也は
フッと笑って
耳元でこう言った。
-リオのこと
見てるから-
って。