偽りの温もり
「もしかしたら…」

私が行こうした、
その瞬間、

「ここは
彼女に行かせよ?」

雅也に腕を掴まれ
止められた。

私、バカだ。

彼女じゃないのに
なんで探しに行こうと
したのかな?

でもね、お酒も
入ってたから
自分の気持ちに
ストップが
効かなかった。

「そーだね。
ちょっと、
メイク直してくる」

そう言って
私は外へ…

そこにはヒデがいた。

「カナはいいの?」

私は声をかける。

「…リオか…」

ちょっと
残念な顔をした。

そんなに
カナがよかったの?

「まさに誤解されんだろ
戻れ。」

冷たくされるなんて
思わなかった私は
唖然とした。

「…」

「…」

-カラカラカラ…-

ドアが開く音がした。

「リオ?」

雅也が出てきた。

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