英語と関西弁に恋してる

先生は随分驚いているようだった。








そんなところも、先生のいいところ。



真剣に話をしてくれたあとでも、“俺のおかげや”なんて言わないところ。


まあ、ふざけて言うときもあるけどね。




そういうところが、先生の大きな魅力なのかもしれない。

















それからしばらく、雑談に道がそれた。



「先生って、何歳ですか?」


「俺?どうだろうねえ?」


「教えてください!」


「いーや!!」


「先生、教えて!」


「そんなに知りたいんかぁ.....??」





先生は、わざとらしく言う。










「べ、別にそんなんじゃないですっ!」







は~。

我ながら愛想がないなぁ。





< 54 / 160 >

この作品をシェア

pagetop