英語と関西弁に恋してる
先生は随分驚いているようだった。
そんなところも、先生のいいところ。
真剣に話をしてくれたあとでも、“俺のおかげや”なんて言わないところ。
まあ、ふざけて言うときもあるけどね。
そういうところが、先生の大きな魅力なのかもしれない。
それからしばらく、雑談に道がそれた。
「先生って、何歳ですか?」
「俺?どうだろうねえ?」
「教えてください!」
「いーや!!」
「先生、教えて!」
「そんなに知りたいんかぁ.....??」
先生は、わざとらしく言う。
「べ、別にそんなんじゃないですっ!」
は~。
我ながら愛想がないなぁ。