ヘタレは大人しくヘタれてろ


ドンッ

あたしは克海を保健室のベッドに放り投げた。



「いった……涼ちゃんもっと優しく…」

「甘えんな」



てか、あたし何でこいつの面倒見てんだ。


「ね、涼ちゃん」


「何」


ドスン


「ホント何がしたいの」


ベッドから落ちた克海の隣にしゃがみ込んで見下す。じゃない見下ろす。


「涼ちゃんが避けるから」


「すまん、つい」


でもいきなり手を伸ばしてきた克海が悪いと思う。





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