れもんスカッシュ

「昨日メールシカトされて考えたんだ…俺なんかしたかなって…でも、分かんなくてさ…でも、よく考えたら、由羽可愛いし彼氏いてもおかしくないなって思って…由羽が彼氏いるって思ったら、なんかすげぇ嫌でさ…そんで、由羽が好きって気付いた。生徒だからって諦めきれなかった。」

先生…腕震えてる…

「俺のメールシカトして、他の男とはメールしてんのかなって思ったら、いてもたってもいられなくて…たくさんメールしちまった。ごめん。キモイよな…」

「きもくなんかない!それに私彼氏なんかいない!私が好きなのは、先生だよ!なのに、学校で会った時に無視されて、すねてメールしなかったの…ごめんなさい。」

「なんだ…そっか、ごめんな。」

そう言うと、先生は、腕の力をゆるめて、私の顔を覗きこんで、優しく頭なでなでしてくれた。
そんで、もっかいギューッてして、

「由羽、俺の事好きなんだ。」

ってイタズラっぽく言った。
私も素直に、

「うん。」 

って言った。

「お前が俺を選んだんだからな、もうぜってぇ離してなんかやんねえから。一生、俺の腕ん中にいろ。めちゃくちゃ愛してやる。」

「うん。」

「離れたいって言っても離さねえから。…愛してるよ、由羽」

「先生大好き!」

「おう!」

チュッ! 
おでこにチューされちゃった。

「先生…愛してるよ?」

「由羽可愛すぎ!ばか」

ばかって…かわいいのは先生だよ!(笑)
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