れもんスカッシュ
「両角な、おれは…」
「知ってますよ。中山優介先生でしょ?さっき新任で紹介されてたじゃないですか。」
「そうだよな。でも寝てる生徒とかいるじゃんよく」
「まぁ…そうですけど、中山先生イケメンだからみんな寝てなんていられないですよ。」
「俺は、見た目しか見てねぇ女嫌いだから。」
ま…まさかの…女嫌い?!?!?!?!
「そうですよね…」
「まぁ、だから中身もイケメンだって事を証明するために教師になったようなもんだからな、俺は…って…生徒に愚痴ってどうすんだって…ごめんな?」
先生がまじな顔して切なそうに言うから…
「私が、聞きますよ!!!!!!」
ついつい言ったこの一言が、先生と私の運命を変えたのかもしれない。
いや、出会ったこと事態が運命だったのかな。