「好き」って聞かせて!
「あ」
遥がいきなり、声を発した。
「ん??どうした?」
「あいつって…ヤキモチとか妬いた事ある?」
「あいつって、拓斗??
………妬いた事はないね
なーんか、いっつも余裕だし…やっぱり私だけが好きなのかなぁ」
「いや、それはないと思うよ」
「え??今何か言った?」
「聞こえなかったならいいよ。
それよりさ、あいつが焦ってる所見たくない??」
「え…………
みっ、見たい!!!」
私は思わず遥の方に身を乗り出した。
「凄いノリ気だね…
じゃあ、11月25日合コンしようか!!」
「合コン!?
いや…私彼氏いるし」
彼氏がいるのに合コンって!!汗
合コンに行く意味を分かって言ってるの!?
「だ~か~ら!!!
その彼氏にヤキモチ妬かせる為に行くんでしょうが!!」