「好き」って聞かせて!


一体いつまでいればいいんだろう……

目的失っちゃったし…
もう私がいる意味なんてないよねー


「ねぇ」

「ふぇ?」


私はいきなり声をかけられた事に驚いてしまって、上手く返事ができなかった。


「俺さ、風間 悠(カザマ ユウ)っていうんだけどさ…」

「…ぇ」


何故かその風間 悠っていう人が私に向かって自己紹介を始めた。

いや、さっき聞いたし…


「綾奈ちゃんって、彼氏いるのー??
あ、いないからココにいるんだよねー笑」


ヤツは私の肩に手を置き、質問してきた。

き…キモいからっ!!!汗


私には超かっこいい彼氏がいるんですけど!?

あんたなんかと比べものにならないくらいのね!!


私が1人で心の中で叫んでいると、ヤツは更に話を続けてきた。


「今から2人で抜けない?」


< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop