馬鹿恋愛
それを知ってか知らずか原田は首筋を舐めてきた。

『調子に乗りやがって。』

私は勢いまかせに原田の耳に牙を立てた。

「っ~!」

相当痛かったのか原田は耳を押さえて踞った。

『言ったろ?出るとこ出るって。』

形勢逆転だ。

私は鞄を持って教室を出ようとした。

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