足だけ…


私たちは見つからないように校内に入った。

ガラガラ

ガラガラ


『職員室は電気ついてるけど二階、三階はついてないようね』

私は確かめながら言った。

『そうだね』

彼氏は怖そうに言った。

『ちょっと!なんであんたがびびってるの!
男なんだからきちってしてよ!』

私は小声で言った

『すいません』

そう彼氏はお化け屋敷やその類いの物が嫌いなのだ。
『頼りないな〜』

私は聞こえない程度に言った。




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