君の隣で…
「どしたのー?」

昨日のことが恥ずかしいのと修の名前にドキッとしてしまったことが結衣の声に表れてしまった

「お前声裏がえってるけど笑"」

「うっさい、で、何か用ですかぁ?」

「あ~お前今日何時から?」

「6時」

「じゃあもうそろそろでるよな?この雨で歩くの大変だろ、車出すから待っとけ」






えー
超ラッキー

じゃなくて断んなきゃ
そんな迷惑ばかりかけてらんないよ


「いやいや、歩いて行くんで大丈夫ですよ、悪いですし…
それに気使ってるんならほんとにもう平気ですから」

「ば~か。気なんて使ってねぇし、遠慮すんなよ、どうせ俺も6時からなうえにお前んち通り道ですから。まぁ待っとけ、じゃな」

「ちょっ…」

もう勝手な奴

あいつ誰に対しても優しいからなぁ~

私以外の人にも同じこと言ってんのかな…









って何考えてんだか

修が優しいのは私がバイトの後輩だから

そうじゃなかったらここまでしない

うん





一人でもんもんと考えていると門の前に一台の車が止まった


「おらぁ、んなとこ突っ立ってないで乗れ」


ただぼーっと立っていた私に助手席のドアを開けなが修が言った
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