君の隣で…
第一章

終業式

ぐずつく天気も回復し

青空と真っ白な雲が顔をだしても

私の心はまだはれなかった




ミーンミンミンミーン



「うわぁ、もう蝉鳴いてるじゃん」



終業式も終わって、クラスから続々と帰宅していく生徒たちを1人教室の窓からぼんやりみていた



「明日から夏休みだよ」
「宿題めっちゃでたぁ」

「稼ぐぞー」



はぁー
君たちは若いねぇ
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