君の隣で…

玄関を開けると愛しい人が立っていた

｢修～｣

振り向く修は少し驚いているようだが落ち着きながら


｢長谷川修と言います。結衣さんとはバイトが同じで今お付き合いさせていただいてます｣


｢ふふっ、そんな固くならないでねぇ～この子も嬉しそうだし、あなたもしっかりしてるわね。結衣はあまり気持ちを伝えないから冷たい子だとおもわれるけどほんとは優しい子なの、傷つけないでね？｣

優しく微笑みながら言うお母さんに涙が流れそうになった

お母さんはちゃんと分かってくれてるんだね




｢はい、悲しませるようなことはしません｣


｢それじゃあ気をつけていってらしゃい、結衣もあんま迷惑かけるんじゃないわよ｣

｢わかってるよ～じゃあ言ってくるね｣






お母さんに手を振って車に乗り込んだ