君の隣で…


「お前のお母さん、優しそうで良い人だな」

少し車を走らせてから修が口を開いた


「でしょ?自慢の親ですから」


「おう。んで、今日どこ行くか決めたのかよ」


昨日修が別れ際に

『明日お前バイト休みだろ?だからデートしよっか~今日も頑張ってたしな、、、だからどこ行きたいか考えとけよ。』








う~ん…

昨日少し考えたんだけど思いつかなかったんだよね…



「修とならどこでもいいよ」











とりあえずにっこり笑ってそう言ってみると修の顔がなんだか赤くなった気がした


しばらく沈黙が続き隣でため息が漏れた








あっ、やっぱりちゃんと場所考えてくるべきだったかな

少し後悔して俯くと

「お前…んな可愛いこと言ってると襲うぞ」

予想外の言葉が降り懸かってきた
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