君の隣で…
「ホントに意味解ってる!?つまり、俺には遠慮しないで何でも言えよ?まぁ言わなくてもお前のことなら何でもわかるけど~」


ドキッ



またこういう事をサラッと言うんだから

こっちが恥ずかしいっつーの!



「はいはい、解ってるって~あーでも何も言わなくても通じるならめんどくさいから言わなーい。だから読みとってね♪」

照れ隠しもあるがちょっと意地悪なことを言ってみたけど天然君には逆効果だった

「おう♪わかった~任せろ!常に以心伝心してやる」


まじですか…

もう修といると心臓もたないよ;;;;




「よーし着いた。今日は此処でご飯ね。はい、降りて?」

サイドブレーキを引き、シートベルトをはずしながら修はニコッとして私に言った


えっ此処って…

「修の家??」

「そっ、俺んち。やっぱその格好で外連れ回すの嫌だ。と言うわけでご飯作って一緒に食べよう?」

なんでそんな言葉たちがスラスラ出てくるのー?
ホントどきどきし過ぎて死んじゃうよ
大袈裟だけどさぁ


てか付き合ってすぐ家って!!
しかも1人暮らしだよね?!どーしよう…心の準備が…って何の準備だよ!
と頭の中で一人ツッコミを入れてたら修がいきなり爆笑した

ふぇ?と顔をあげると

「お前ほんと分かりやすすぎ、顔に出んだもん。心配しなくとも何もしませんよ?俺にだって理性ってものがあるし…
それとも結衣ちゃん、何か良いことでも期待した??」


にやつく修を叩いて私は車から降りた
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