千変万化の剣
ヒュパッ、

亜人種達の入っている鉄格子を斬る。


「お前らにはやってもらうことがある。」

「人間の言うことは信じん!」


「お前ら、ただ正面から1000人で攻めて勝てると思ったか?


ジパングの王女を助けたきゃ、俺の策に従え!」



「しかし…」

「やりたくないなら良い。

自分の国を守りたい奴だけ、ついてこい!」



「俺、行きます!」

一人の男が言う。

「俺も!」

「私も!」


次々と幸大に賛同する。


「よし。

俺についてこい!」





城壁、砲台、発射台


「外が見えるな?

あいつらが時間を稼いでる内にこの砲台を制圧する。


そしたら、俺の言う通りにしろ。」


「あの、」

亜人種の一人が手を挙げる。

「何だ?」


「人間のお二人が見当たらないんですが、」


「ああ、ネネには反対方向の発射台の制圧を頼んだ。

クノイチには、チェックメイトの準備をな。


お前らは下がってな。


千変万化!」


千変万化が双剣になる。


「死にたくなけりゃ、

俺の前から立ち去れ!」


ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、ザシュッ、

敵が次々と倒された。
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