千変万化の剣
「遅いぞ。」
一人の男の声が王女の耳に届く。
「貴様…」
「眠り姫もほどほどにしとけよ、王女様。」
「幸大!
貴様、なぜ!?」
「何が?」
「お主は昨日、この国を嫌いだと申したではないか。
なのに、なぜ、」
「決まってんだろ。
ここにいるのはもう過ぎたことだし、どこに行ってもきっと変わらない。
だったら、
この国が好きになれるように、
俺自身がこの国を変えてやる!」
「…、よく言う。」
「それに、どうせ居るなら、好きな奴の居る国で好きな奴を守っていたいからな。」
「な!?
それは…妾のことか?」
「調子に乗るな、虎姫。」
ネネが言う。
「ぬ、貴様も居たのか。」
「当然だ。
私は幸大に命を助けられた。
だから、生涯、永遠にそばにい続けると誓ったのだからな。」
「私も幸大さんのお近くに居ると決めましたから。
忍は主に無償で一生仕えるのです。」
クノイチが言う。
「え!?
え!?
じゃ、じゃあ、私も、幸大さんの御世話係りとしてずっといます!」
イヨも混ざる。
「…幸大、この国を自分の好きなように変えたいと申したな。
しかし、それは王にならねば難しいとは思わんか?
今なら、とても簡単に王になれる方法があるぞ。
妾に永遠の愛を誓うだけだ。」
一人の男の声が王女の耳に届く。
「貴様…」
「眠り姫もほどほどにしとけよ、王女様。」
「幸大!
貴様、なぜ!?」
「何が?」
「お主は昨日、この国を嫌いだと申したではないか。
なのに、なぜ、」
「決まってんだろ。
ここにいるのはもう過ぎたことだし、どこに行ってもきっと変わらない。
だったら、
この国が好きになれるように、
俺自身がこの国を変えてやる!」
「…、よく言う。」
「それに、どうせ居るなら、好きな奴の居る国で好きな奴を守っていたいからな。」
「な!?
それは…妾のことか?」
「調子に乗るな、虎姫。」
ネネが言う。
「ぬ、貴様も居たのか。」
「当然だ。
私は幸大に命を助けられた。
だから、生涯、永遠にそばにい続けると誓ったのだからな。」
「私も幸大さんのお近くに居ると決めましたから。
忍は主に無償で一生仕えるのです。」
クノイチが言う。
「え!?
え!?
じゃ、じゃあ、私も、幸大さんの御世話係りとしてずっといます!」
イヨも混ざる。
「…幸大、この国を自分の好きなように変えたいと申したな。
しかし、それは王にならねば難しいとは思わんか?
今なら、とても簡単に王になれる方法があるぞ。
妾に永遠の愛を誓うだけだ。」