千変万化の剣
「虎姫、私も行くぞ?」


ネネが現れた。


「くっ!

邪魔者は馬に蹴られるぞ?」


「ほう、馬に蹴られるのは虎姫、お前かも知れんぞ?」



「面白そうな修羅場ですね。


私もお供しますよ、幸大さん。」


「あ、あの、私も良いですか?」

イヨとクノイチも参加した。


「って言うか、ネネはよく虎姫だと解ったな。」


「事の一部始終を見ていたからな。」


「ちなみに、ネネ様は朝から幸大さんをデートに誘う機会を窺ってお側に居ましたよ?」

クノイチが言う。


「マジか?


それは悪かったな。


よし、せっかくだから皆で行こうぜ?


ハーレムは大歓迎だ。」




幸大達は祭の喧騒に紛れていった。



そして、この後、数日後。

大きな決戦の知らせが届くのであった。
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